トーチwebは8月をもって開設一周年を迎えました。
一周年を記念して何かをやりたい、と思った我々は、
「いわき万本桜プロジェクト」という、東日本大震災の記憶を語り継ぐため、
桜の木9万9千本を百年かけて植樹することを目標とするプロジェクトに参加することにしました。
今回はその旅の模様をお伝えしたいと思います。
連休前、編集部がてんやわんやの中それなりの時間を使って作られた予定表。
7月19日早朝、浅い眠りから目覚め天気を確認するためにベランダへ出ると
西の空に虹が架かっていました。
大いに感動し、すぐに編集部のLINEグループに画像を送ると「いいね〜」と軽めの返答。
渋谷でレンタカーを受け取り集合場所の新宿へ、
ガラケーであるため待ち合わせ場所にたどり着けなかった中川氏をしばし待ったのち
ほぼ予定時刻通りにいわきに向けて出発しました。
9時半頃に無事いわきへ到着。
予定を連絡していたはずがうまく伝わっておらず、スタッフの皆さんは一足先に山に芝刈りへ。
たまたま通りがかった方に事情を話すと、確認するのでしばらく辺りを散策していてください、とのこと。
まずは万本桜プロジェクトが行われている山の一つに設置された「いわき回廊美術館」へ行きました。
いわき万本桜プロジェクト主催の志賀さん、協力者の蓮見さん、スタッフの皆さんには大変お世話になりました。百年かけて桜を植えるという無謀とも思えるプロジェクトに、ただひたむきに向き合っていく皆さんのお姿に強く励まされました。
我々もそうありたいと思いました。
東京からきた軟弱者の私たちを、優しく楽しく歓迎してくださってありがとうございました。
今度は桜の咲く季節に、またみんなで行きたいと思います。
***
9時半頃に無事いわきへ到着。
予定を連絡していたはずがうまく伝わっておらず、スタッフの皆さんは一足先に山に芝刈りへ。
たまたま通りがかった方に事情を話すと、確認するのでしばらく辺りを散策していてください、とのこと。
まずは万本桜プロジェクトが行われている山の一つに設置された「いわき回廊美術館」へ行きました。
館長でもある現代美術家・蔡 國強氏のいわきにおける活動などを紹介する展示。
回廊を登りきった先に展示されている、蔡 國強氏の作品「龍骨(廃船)」
ハイジ風ブランコでご満悦の編集長と副編集長。
ひとしきり遊んだのち、いよいよ草刈りボランティアへ。
山へ行く前の記念撮影、元気いっぱいの編集部一同。
炎天下の中、草刈り機を肩から下げて行われる野良仕事。
慣れない早朝起床に加え、一部のメンバーは朝からの飲酒。
分け入っても分け入っても青い山の中で三時間、草刈り作業を行ったあとの我々がこちらです。
スタッフの皆さんに昼食の素麺をご馳走になり、お腹が満たされたところにやってくる猛烈な睡魔。
どこからか聞こえてきた「今日の作業はこれでおしまい」という言葉に安堵し、
「午後もあったらヤバかったね」などと談笑しつつ、汗を流すために温泉の場所などを調べ始めていた私たちの頭上に、主催・志賀さんの元気の良い声が響き渡りました。
「よーし、山行くぞー!」
そう、作業は終わってなんかいなかったのです。
誰も、今日はこれでおしまいなどとは言っていませんでした。
おそらく我々の願望が声となって聞こえてきただけだったのでしょう。
午後は別の山へ場所を移し、草刈り作業が行われました。
山へと戻っていく副編集長の疲れ切った後ろ姿。
ボランティア作業を終え、明日予定している植樹についてのお話をすると、桜の植樹は春にしか行っていないとのこと。
編集部が申し込んだプランは、すでに植わっている桜の木を一本選び、自分たちで書いた札をかけて所有するというものでした。
草刈り作業で充分すぎるほどの達成感を味わっていた私たちは、そのことを残念に思う気持ちは一切なく、たくましく育ってくれそうな木を一本選びました。
作業を終えすっかりいい表情になった編集部一同とトーチの桜。
温泉で身を清めた後は、旅のもう一つの目的でもあった帰還困難区域を縦断する国道6号線へ車を走らせました。
***
いわき万本桜プロジェクト主催の志賀さん、協力者の蓮見さん、スタッフの皆さんには大変お世話になりました。百年かけて桜を植えるという無謀とも思えるプロジェクトに、ただひたむきに向き合っていく皆さんのお姿に強く励まされました。
我々もそうありたいと思いました。
東京からきた軟弱者の私たちを、優しく楽しく歓迎してくださってありがとうございました。
今度は桜の咲く季節に、またみんなで行きたいと思います。
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